今、私が座っているリビングには、3枚の、私の息子が描いた絵が飾ってある。 飾られる前、リビングには飾り気がなく、殺風景だった。 昨年度の1年生としての息子の1年間が終わり、学校で描いた絵を息子が家に持って帰ってきたものだ。 1年生になって間もなくも頃、息子は絵を描くのが嫌いで、図工が嫌だと言っていた。「どう描いたらいいか分からないよ~。」と言っていた。 図工は正解がない教科だ。自分が表現したいようにすればいい。息子はうまく描きたい、でも掛けない、そんな様子に見えた。 私の妻は大学時代美術部だった。休みの日、時々描き方を教えていたようだ。 するとだんだん息子はだんだん絵が好きになった。図工がある…