お正月に食べる料理を作っていたら、午後が終わってしまった。お節料理は一通り用意したが、きちんと作ったのは黒豆と紅白なます、それに煮しめ。黒豆は数日前からのんびり作っていたから、普段の作り置きと手間などほとんど変わらない。でも、年末の片付けなどと並行して作業していたら、時間がどんどん過ぎていったのだった。 さらに、今日は冬野菜がどっさり届いたのだった。父の知人達が、「家庭菜園で作りすぎた」「農産物直売所で買いすぎた」といった理由で、我が家に届けてくれるのだ。白菜や大根、そして里芋。まるで笠地蔵のラストシーンみたいに、ベランダに野菜が積まれていく。和牛や現金を置いていく人はいない。 しかも、今日と…