毎年お正月にごく近い親族だけで集まる習慣は、今は亡き両親が施設へ入居してから始まった。もう両親は旅立ってしまったから、この集まりも無くなるかなと期待していたが、孫たちが産まれたし、従兄弟同士仲が良いし、孫たちが思春期を迎えるまでは続けようという兄の意向を受け入れた。 年末に「帰省ブルー」という言葉を聞いた。帰省するのが憂鬱、という人たちが少なからずいる。親や集まった親戚に結婚まだか、子供はまだか、二人目はいつだ、のハラスメントを受けたり、女性は義実家に帰省すると寛ぐどころか帰省中ずっと気を遣いっぱなしで働き続けることへの憂鬱。 あーわかるなぁせっかくのお正月休みなのに、一年の疲れを癒すどころか…