6話、庭師の師匠と弟子のシーン。チェロの深い音で奏でられるしっとりしたテーマ曲が全身に染みこみ、染み出て、温かいものが頬を伝う。 師匠は美山清兵衛(石橋蓮司)、弟子は若林ケント幸太郎(林遣都)。イギリスにガーデニングの修行に行っていた幸太郎を呼び戻し、自分の跡目、16代美山清兵衛を継ぐよう師匠が言い渡したことを回想するシーンだった。 二人の再会、これまでの厳しい指導など、過去を織り交ぜ、幸太郎の顔を見て「ええ顔になったな」と言った清兵衛の言葉がすとんと腑に落ちる。そこにいる幸太郎は、4年前、仕事や恋人に悩みながらわちゃわちゃやっていたその人とは全く違う佇まいだった。それは、役名:若林ケント幸太…