数年前から大樹巡りの旅をしている。広島の被爆樹イチョウの木の話を読んだのがきっかけだ。「75年は草木も生えない」と言われた焦土ヒロシマに、見事に蘇ったイチョウの木。だが数年間は葉っぱが扇形にならず、異形の葉を出し続けたという。物言わぬ植物がどれだけ苦しかっただろうと涙が止まらなかった。 retoriro.hateblo.jp 今回は樹齢千年のオリーブの大樹があると聞き、小豆島を訪ねた。オリーブが島のシンボルになっている小豆島だが、1950年3月15日に昭和天皇が小豆島ご巡幸の際、オリーブの種をお手蒔きされたのが始まりだそうだ。それを記念して3月15日は「オリーブの日」と制定された。 港ではオリ…