愛知出身の小説家。1975年6月22日うまれ(ポスト団塊ジュニア)。 愛知県蒲郡市生。京都大学法学部卒業。
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AB型、右利き、執筆はVAIO、かな入力、保育園時代、森鴎外の「山椒太夫」の劇をやった(主役)。小学6年生の頃からエレキ・ギターを爪弾く。国語の成績はいつも”5”。時給850円でバーテンのバイトしてたinティピティーナ。京都大学へは原付で通っていた。
発売されている著書の大抵は翻訳されている。
「ジャーナリスト後藤健二追悼イベント~あれから10年経った世界を考える」が1月31日、東京・日比谷図書文化館で開催された。 後藤健二さんはシリアで取材中、IS(イスラム国)に捕らえられ2015年1月末に殺害された。 紛争地を取材してきたフリーランスジャーナリストらが自らの取材体験をトークし、AIを駆使して制作された映像や後藤さんの娘さんからのビデオメッセージなどさまざまな視点から彼の活動の意味が語られた。 後藤さんの肖像写真の前で、多彩なゲストが思いを語った ジャーナリストの遠藤正雄さん。後藤さんの殺害現場から持ち帰った石をこの日遺族に手渡した。遠藤さんは遺骸の埋葬場所も特定している。。 シリ…
自分の夫が別人だったって、どういう事!? 頭の中は、「はてなマーク」でしかありません。 ならば、どういう話か読んでみようと手に取りました。 【ある男】あらすじ 【ある男】作者:平野啓一郎 【ある男】感想 「死」について 自分とは 平野啓一郎さんの本 【ある男】あらすじ 愛したと思っていた夫が別人? 弁護士の城戸は、かつての依頼者である里枝から「ある男」についての奇妙な相談を受けます。 宮崎に住んでいる里枝には、2歳の次男を脳腫瘍で亡くし、最初の夫とは子育ての相違で別れた過去がありました。 長男を引き取り、14年ぶりに故郷へ戻った里枝は「大祐」と再婚し、生まれた女児と幸せな家庭を築いていました。…
文明の憂鬱 (新潮文庫) 平野啓一郎 新潮社 (2005年12月22日発売) f.2025/1/5 (2025-001)p.2005/12/22 from amazon site (文庫)AIBO、皇太子妃ご懐妊報道、略字体、口蹄疫、ピッキング、大リーグ、臓器移植、世界同時多発テロ、加工食品……。私たちを取り囲んでいるモノ、技術、現象、事件、情報……そうした文明のちっぽけなしっぽの一端から、巨大な憂鬱が見えてくる。明晰な論理と非凡な視点、そして鋭い感覚で日常に潜む微細な欺瞞をも見抜いてゆく。単行本未収録の24編を加えた全49編の文明批評エッセイ。 (単行本)「我々は何時しか、生き物そのものを模…
258.ある男/平野啓一郎 「他人の傷を生きることで、自分自身を保っているんです」(p.6) ある男 (コルク) 作者:平野啓一郎 コルク Amazon 名前と過去を偽って生きていた、とある男の人生にのめり込んでいく弁護士の主人公の目線から、男が別人を名乗った理由と謎を明らかにしていく、平野啓一郎の長編小説。 ある日、弁護士の城戸はかつての依頼者である女性から奇妙な相談を持ちかけられる。それは、再婚した夫の正体にまつわることだった。 なんとその夫は、名前とこれまでの過去を偽り、4年近くの夫婦生活を営んでいた。不慮の事故で命を落とし、彼の身内に連絡したところ、初めて明らかになった事実だった。 全…
彼の長編ではない短編集は読んだことが なかったが、大腸検査の話があることを 知って、図書館で借りてきて読んだ。 5つの短編が載っている、その2つ目、 「息吹」という短編、ひょんなことをき っかけに大腸内視鏡検査を受けてポリー プがみつかり除去するのだが、そのきっ かけが偶然というかたまたまだったこと で、自分の人生が揺らいでいくという話 である。 これが自分のことと同じだったので驚く、 たまたま検査をして云々、もし受けなか ったら今頃はという運というか運命とい うかそういうものの上に自分が立ってい る現実に驚いたからである。 人生ってものは成り行き、偶然が大きい ことはわかっていても、どこへ行…
*20250107 修正版を再投稿 一年以上前に購入し読みかけで放置していたのですが、内容が曖昧になったので初めから読み返しました。 人は「個人」という絶対的に揺らがないものを持ち、それを全面に出して何か(誰か)と対峙できない場合は仮面をつけてやり過ごす(場合もある)というのが既存の概念だが、著者は自分の経験や心のありようからそれでは説明つかないことが多すぎると気づき、新たに「分人」という概念を提唱しています。 私は自身の在り方として「分人」ではなく「モードチェンジ」という概念を確立しており、それはつまり著者がいうところの「分人」と同じなのでは無いだろうか?というところからこの本を読みました。…
★★★★☆ あらすじ 行き詰まりを感じていたクラシックギター奏者は、コンサートの終わりにジャーナリストの女性と出会う。123分。 www.youtube.com 感想 ギタリストの主人公とジャーナリストの女性の恋が描かれる。東京、パリ、マドリッド、長崎、ニューヨークと、ワールドワイドに展開されるので見落としがちだが、実際には5年余りで4回しか直接会っていない男女の恋物語となっている。 それでもその間にメールのやり取りをしたり、CDを聞いたり報道を見たりして互いの活動に触れたりと、思いを寄せ合っていることが伝わってくるのでそれほど違和感はない。ただ初期のコンタクトでいきなりテレビ電話をするのは不…
また怒られたよ、 ネチネチと責任追及されたよ。 嫌みったらしい言い方だったよ。 ・・・・ 倉庫番での仕事。 養生マットが無くなったんよね。 本来返却されて然るべきモノが返ってこなかったらしい。 そしてそれは自分の所為だと・・・。 確認を怠った為だと。 ・・・・ ・・・・ そんなん知るか! そんな手順は教えられてないわ。 知らないことはやりようが無いではないか。 判らないことは聴けと言われても、 判らないんじゃ無いよ。 知らなかったんよ。 知らないことは聴きようが無いではないか。 ・・・・ ・・・・ それでも自分が悪いと言われてね、 悔しくて悲しくて、 泣きそうだったよ。 孤立しているから誰も庇…
ここ数日は、目にいっぱい涙をためて散歩していた 特に今朝は、大粒の涙を溢れさせて鼻をすすりながら歩いた 幸い誰にもすれ違わなかったが 人に見られたらきっと変なおじさんだっただろう 平野啓一郎著「マチネの終わりに」(ナレーション羽飼まり)14時間10分 をオーディブルで読みながら歩いた こんなに引き込まれた小説は最近ではあまり記憶にない どう表現したらよいだろうか 人間の本質や葛藤を深く掘り下げた小説 こころの奥の柔らかいところがじんわりと刺激される知的で優美な物語 そんな感じだろうか あっという間に14時間10分が過ぎてしまった 著者曰く 『透明な迷宮』以来、「ページをめくる手が止まらない」小…
―― では、職員室での人間関係を除けば、教員生活も必ずしも不満ではなかったのですね?―― そうですね。(平野啓一郎『富士山』新潮社、2024) こんばんは。おそらくは学芸会の後に飲み会を開いて、そこにいない職員の噂話や悪口で盛り上がるような《職員室での人間関係》だったのではないでしょうか。台本にすると「A先生とB先生、できてるんじゃない?」「やっぱりそうなの?」「一緒に富士山に登ったらしいよ」みたいな。噂話や悪口でつながろうとするのは子どもと一緒です。 大人げない。 泡盛珈琲(2024.11.22) 華金(死語)だった昨日、実踏の帰りに珈琲屋に立ち寄りました。たまたま目に入ったお店です。開いて…