愛知出身の小説家。1975年6月22日うまれ(ポスト団塊ジュニア)。 愛知県蒲郡市生。京都大学法学部卒業。
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AB型、右利き、執筆はVAIO、かな入力、保育園時代、森鴎外の「山椒太夫」の劇をやった(主役)。小学6年生の頃からエレキ・ギターを爪弾く。国語の成績はいつも”5”。時給850円でバーテンのバイトしてたinティピティーナ。京都大学へは原付で通っていた。
発売されている著書の大抵は翻訳されている。
映画「本心」に学ぶ近未来(1)再現AIと人間の本心 映画の『本心』は、近未来の日本を舞台に、AI技術と人間の感情が結びついた社会を描いています。主人公の朔也は、事故で亡くなった母の再現AIと対話する権利を得ますが、そこに現れる母の再現AIが本当に母の本心を映しているのかという疑問を抱きます。 AIは膨大なデータから最適解を導き出し、人間に寄り添うように語りかけますが、それは推測されたもので本人の想いとは限りません。 朔也はその違和感と葛藤を通して、人が何をもって他者の「本心」を理解したと言えるのか、人間同士の関係性とは、何かを問い直していきます。 本作では、亡くなった人の人格を再構成するAI技…
7月に出た平野啓一郎の新刊。横浜市の図書館に登録されるまで一か月くらい、すぐに予約したけど先着が10人近くいたので、借りるまでに時間が掛かりました。人気あるね。 内容紹介。雑誌掲載の評論、随筆、講演会の文字起こしなどを一冊にまとめた本です。表題の「文学は何の役に立つのか?」は、大学で行われた基調講演-文学のサバイバル、ネオリベラリズム以降の文学研究- の文字起こしになります。 先日に読んだ「あなたが政治について語るとき」と似た構成ですが、「あなたが政治について語るとき」は、新聞掲載のコラムを中心に、政治・経済について述べたものに対し、「文学は何の役に立つのか?」は、文芸誌が多く、文学・芸術につ…
映画『ある男』:愛したはずの夫は別人だった。アイデンティティと存在の謎に迫るヒューマンミステリー 映画『ある男』は、平野啓一郎の同名小説を原作とする、魂を揺さぶるヒューマンミステリーです。物語は、弁護士の城戸が、かつての依頼者である里枝から受けた奇妙な依頼から始まります。里枝は再婚し、幸せな家庭を築いていた夫「大祐」が不慮の事故で亡くなった後、その夫が実はまったくの別人であったという衝撃の事実を知らされます。愛したはずの「大祐」が誰だったのか、なぜ別人として生きていたのか、城戸はその謎を追ううちに、人が「自分」として生きることの意味、そして「愛」と「真実」の定義について深く問い直すことになりま…
平野啓一郎・原作、瀬戸山美咲・脚本演出、ジェイソン・ハウランド・音楽、浦井健治主演、2025年上演。9月28日〜10月4日まで配信決定! これは私の今年のベストになるかもと思うくらいよかったです。豪華キャストなのはもちろん、音楽も魅力的、抽象的で美しい装置にアンサンブルの方達の動きで示される場面や心情、内容もとてもよくて、トータルのミュージカル作品として素晴らしいものになっていました。他地域での再演や放映もしてほしいし、海外にも持っていってほしい作品とも思いました。 horipro-stage.jp ↑動画やインタビューなどが豊富にあります 飯塚友子さんが毎週金曜に開催されているスペースで紹介…
エリーゼ本選では「星に願いを」に決めた 願えば叶うは本当か? 「バースデー・ガール」の願い事が知りたい エリーゼ本選では「星に願いを」に決めた エリーゼ音楽祭本選に提出する前奏文*1をやっと提出した。 曲はこの数か月さんざん迷ったが、ディズニー映画「ピノキオ」の主題歌「星に願いを」(When you wish upon a star)に決めた。 もっとも世の中にはディズニーランドのファンが多いから、この曲がジャズのスタンダードになっていることより、ディズニーランドで鳴っていることでご存じのかたのほうが多いだろう。 さて前奏文。 別に名文を書くつもりではなかったのだが、えらく時間がかかってしまっ…
平野啓一郎の新刊、発売前に予約して買いました。 こちら内容紹介。西日本新聞などに掲載された2018年以降の時評やエッセイをまとめたものです。 主観をぐっと抑えて、中立的な視点からの時事問題を捉えています。とかくこの手の評論は思想的な偏りが出がちなのですが、そこを抑えながら、ときには厳しく、ときには人間に優しい批判、批評を行っています。 平野啓一郎作品は、小説よりも評論の方が好き。 私自身も政治の話題をタブー化する風潮には疑問を感じていて、例えば、投票先を人には言わない、飲み屋では政治の話題はしない、などといったわけのわからない不文律が大衆の政治的無関心を引き起こし、ひいては投票率の低下に影響し…
山本さんにブログを見てもらったら、「何がしたいの?」の一言だった。 自分の内心を素直に吐露した文章であったし、日々の生活で発見した小さな真実を書き留めた文章でもあった。今まで誰にも教えたことはなかったけれど、山本さんには読んで欲しかった。しかし、思いのほか冷たい感想であった。 確かにまとまりのない文章の羅列であり、読んでもつまらないものであったろう。そして、私の悩みを読まさせられることは、山本さんにとって、「そんなに親しくもないのに、何がしたいの?」という感じであったのだろう。 山本さんとの距離を見誤った。思ったよりも遠くにいて、そして、さらに離れていった。悩んだけれど全ての記事を削除した。 …
読書習慣、着実と身についてきている。そんな手応えがあります。読書を毎日することにして、4週目。今も、小説となんらかの実用本を数冊並行して進めていて、今回読んだのが、平野啓一郎著『本の読み方』。平野啓一郎さんはNHKでよくコメンテーターのような形でよくゲスト出演されていたので、私の乏しい日本の小説家についての知識の中で、すぐ顔を思い出せる数少ない1人です。といっても、まだ著書の『日蝕』『葬送』『マチネの終わりに』など一冊も読んだことないので気が引けますが、これから読むつもりでいます。 本の読み方 スロー・リーディングの実践 (PHP文芸文庫) 作者:平野 啓一郎 PHP研究所 Amazon 読書…
ランキング参加中読書 著者 平野 啓一郎 k-hirano.com 「母を作ってほしいんです」――AIで、急逝した最愛の母を蘇らせた朔也。孤独で純粋な青年は、幸福の最中で〈自由死〉を願った母の「本心」を探ろうと、AIの〈母〉との対話を重ね、やがて思いがけない事実に直面する。格差が拡大し、メタバースが日常化した2040年代の日本を舞台に、愛と幸福、命の意味を問いかける。『マチネの終わりに』『ある男』に続く傑作長篇小説。 ~~~~~以下、感想。~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ 「ある男」で興味を抱き、その勢いのまま読了した平野啓一郎さんの作品。ただ、個人的にはもう少し軽い文体の作家…
1、作品の概要 『滑り落ちる時計たちの波紋』は平野啓一郎の短編小説集。 2004年6月に単行本が文藝春秋より刊行され、2007年に文庫本が文春文庫より刊行された。 単行本で295ページ。 第2期の実験的な9編の作品群が収録された。 2、あらすじ ①白昼 男は白昼、奇妙な男の後をつけ続ける。 風景は歪みはじめ、幻想的に閉じていく。 ②初七日 84歳で亡くなった父・康作の葬儀の喪主を務めた長男の康蔵は、父が抱えていた戦地ビルマでの出来事を思っていた。 父は決して語ろうとはしなかったが、そこにあったであろう地獄。 康蔵は弟の研次と父の記憶を辿る・・・。 ③珍事 出張先のホテルで、目の前のオフィスから…