愛知出身の小説家。1975年6月22日うまれ(ポスト団塊ジュニア)。 愛知県蒲郡市生。京都大学法学部卒業。
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AB型、右利き、執筆はVAIO、かな入力、保育園時代、森鴎外の「山椒太夫」の劇をやった(主役)。小学6年生の頃からエレキ・ギターを爪弾く。国語の成績はいつも”5”。時給850円でバーテンのバイトしてたinティピティーナ。京都大学へは原付で通っていた。
発売されている著書の大抵は翻訳されている。
結論 文学は必要なはずだが、国語の授業は読書促進に好影響を及ぼすか? はじめに 平野啓一郎氏の講演を受けて 使命が問われる時代 文学が必要な理由1 人間理解(斎藤孝氏の説) 理由2 娯楽 理由3 なんでも楽しめる心 学習指導要領は読書についても規定 補足 坪内逍遥の場合 文学の知識は現実の人づきあいに活かせてこそ? 実在の事件を扱う文学について 5/19追記 はじめに 平野啓一郎氏の講演を受けて 平野啓一郎公式サイト 「文学は何の役に立つのか」 使命が問われる時代 ・企業はHPで自社の使命を掲げる。 ・では、文筆家(小説家、評論家、研究者)の使命は何か? ・文筆家は何を作るのか?(作りたいもの…
大学では「わからない」を学べと言われることについて。 まとまりがないが、調べたことをメモしておく。 前回までのあらすじ 大学で勉強だけでは就職で不利かもしれない 自分で考えることは難しい? 蓮實重彦氏の説 平野啓一郎氏の経験 5/9追記 無知の知を言い換えると 5/9追記 文学部教授の言葉 内田樹の言葉 勝海舟の活学問 AIに負けない人に必要な能力(by厚生労働省) 酒井邦嘉氏の指摘 5/13追記 前回までのあらすじ 進路 大学で何を学ぶか1 - sazaesansazaesan’s diary 進路 大学で何を学ぶか2 - sazaesansazaesan’s diary 進路 大学で何を学…
平野啓一郎の鮮烈デビューは「日蝕」であり、この作品によって芥川龍之介賞を受賞したことも、よく知られている。若い頃、私も「日蝕」を読んでみたことはあったが、挫折していた。 先日「私とは何か」(平野啓一郎)を読んだきっかけで、「日蝕」を読んでみた。結果的には、非常に面白く読めた。 最初に本書を読んだ時から、ずいぶんと多くの経験をした。パリ、フィレンツェを始め各地へ旅をしたし、聖書も何度も読んだ。それから、イエルサレムを始め、キリスト教の関連する地を旅してきた。そういう経験が、本書を理解する手助けになったのかもしれない。 内容については、ネタバレになるのを危惧するため詳細省くが、「幸運」ということを…
富士山 (コルク) 作者:平野啓一郎 コルク Amazon あらすじ 子どもの頃にかけられた、あの一言がなかったら。 読後感想 感想を書かないといけないんだが5ページにも満たない短編小説である 母は不器用であった 子供が良いことをしても決して褒めなかった テストで良い点をとっても「あっそう」で終わってしまう 祖母は見かねて孫が良いことをすると褒めてくれた それを母が見て少しずつ褒めることを学んだようだ 祖母のボタンをつけてあげると「お前は手先が器用だね」と褒めてくれる 今はもう母も祖母も亡くなったが自分の娘が手伝ってくれると「手先が器用だね」と褒めてあげる そしてあのときの2人のことを思い出す…
富士山 (コルク) 作者:平野啓一郎 コルク Amazon あらすじ 人から人へと感染を繰り返す「ストレス」の連鎖。それを断ち切った、一人の小さな英雄の物語。 読後感想 小島和久は5年間のシアトル勤務を終えてタコマ空港で搭乗する飛行機を待っていた 時間があったので飲料を買おうとにフードコートのカフェに入ったら3人待ち 自分の順番がきたと思ったら白人の大柄な女か割り込んできたが自分ではどうすすることもできなかった ようやくコーヒーを飲めるなと思ったら搭乗開始時間になってしまう飲み損なう 小島は羽田空港に着き、久しぶりに天ぷらそばが食べたいと思って空港内の蕎麦屋に立ち寄って注文したら、店員が天ぷら…
平野啓一郎の作品は、これまで読んだことがなかった。もっとも、割と最近まで小説を読むこと自体がめったになくなっていたから、これは彼の作品に限ったことではない。むしろ、読んだことがないにも関わらず、この人は私にとって不思議な縁を感じる作家なのであった。以下、作品の話は(ほぼ)一切しない。 日蝕・一月物語(新潮文庫) 作者:平野 啓一郎 新潮社 Amazon
富士山 (コルク) 作者:平野啓一郎 コルク Amazon あらすじ すべてを終らせたいとナイフを手にしたその時、あの自画像が僕を見つめていた。 読後感想 僕は新宿区役所の相談窓口にいって聞いた 「死刑になるためにはどうしたらよいのですか?」 「3人以上殺さなければ受付できません。2人以下では受け付けられません」 ある日妄想の中でこれが浮かんできた 僕は中学の時美術の先生からもらった美術教室に張られたドガの自画像を許可をもらって家に持ち帰りじっと見つめていた そのあと手鏡で身分の顔を見て目、鼻、口などに触れたが、決してドガではない自分の顔だった 後日兄からこのポスターを破られた 破られた自画像…
富士山 (コルク) 作者:平野啓一郎 コルク Amazon あらすじ かき氷屋が満席だったという、たったそれだけで、生きるか死ぬかが決まってしまうのだろうか? 読後感想 斎藤伊吹は子供の塾帰りを待つ為、マクドナルドでコーヒーを飲んでいた ただ近くにかき氷屋がありそこで待つつもりであったが満席で仕方なくマクドへ行った マクドで隣のオバサンたちが大腸の内視鏡検査について話していたのが聞こえた 検査したらポリープが2個見つかって切除したという もし悪性の場合放っておいたらガンになる可能性もあった その向かい側に座っていたオバサンにももしものことがあったらヤバイので検査を薦めるのであった 息吹はまだ大…
富士山 (コルク) 作者:平野啓一郎 コルク Amazon あらすじ 結婚を決めた相手のことを、人はどこまで知っているのか。 読後感想 加奈は会社では昇進を果たし、賢明に仕事に励んだがもう、40歳手前 結婚相手探しにも疲れていた そんなときマッチングアプリで津山と知り合った 加奈より2つほど上、職業はラジオ放送作家、年収300万円。加奈の1/3だ 結婚すれば両方合算した収入では生活できるので差はあまり考えていない 付き合って半年ほど過ぎたとき1泊で浜松への旅行に行くことにした 宿やJR、レンタカーの手配は津山がやってくれた 津山は依頼されたことにこだわり無く受ける 新幹線は富士山が見えるE席を…
富士山 (コルク) 作者:平野啓一郎 コルク Amazon あらすじ あり得たかもしれない人生の中で、なぜ、この人生だったのか?『マチネの終わりに』『ある男』 『本心』の平野啓一郎、10年ぶりの短篇集。 些細なことで、私たちの運命は変わってしまう。あり得たかもしれない幾つもの人生の中で、何故、今のこの人生なのか?その疑問を抱えて生きていく私たちに、微かな光を与える傑作短篇集。 お知らせ 本書は6編の短編集だ 出版社より各編ごとに短い「あらすじ」が書かれているのでこれを利用させていただく しかしあまりにもシンプルな一行書きなので「読後感想」にも本編の内容を追加する 次回からご覧下さい -----…