九代将軍家重と彼の「口」になった男のお話 20250601(了) まいまいつぶろ/村木 嵐 2023年/時代小説/単行本/幻冬舎/中古 <★★★★> 八代将軍吉宗の長男長福丸(ナガトミマル)。幼名など知らなかったが、これが九代 将軍家重で、詳しくないワタシでも、家重が病気もちというか、ほぼ身障者で あったことは少しは知っている。 何かの小説だったか、小さい時には病気がちで将軍は無理だろうということだ ったが、長じてからは実は少々障害は残ったものの、いたって普通、むしろ非 常に利発だったのに、薄らバカのふりをしていたほうが、なにかと都合がいい、 なんていうシチュエーションにしてあるのを読んだよ…