一刻を争う判断が求められる救急外来では、医療者自らが心をいかに安定させるかが、医療の質を左右します。実際、緊張感あふれる周囲の状況にさらされ続けると、誰もが心に激しい感情の起伏が生まれるものです。 人である以上、焦りや不安、苛立ちを感じることは当然のことです。それは自然な反応であり、抑えるべきことでも悪いことでもありません。 ただ、その波に飲み込まれると冷静な状況判断を妨げるため、扱い方を知る必要があります。そこでまず取り組んでほしいのが、自分の心がどのような状態にあるのかを一歩引いて眺める習慣を持つことです。 忙しい業務の合間でもできる方法として有効なのが、マインドフルネスの考え方です。これ…