政治資金を規正する法律。 第一条で「政治団体の届出、政治団体に係る政治資金の収支の公開並びに政治団体及び公職の候補者に係る政治資金の授受の規正その他の措置を講ずることにより、政治活動の公明と公正を確保し、もつて民主政治の健全な発達に寄与することを目的とする」とされている。 法律の趣旨が「規制」でなく「規正」のため、第二条において「いやしくも政治資金の拠出に関する国民の自発的意思を抑制することのないように、適切に運用されなければならない」としている。
企業献金の議論はもうまとまりようもないと思うんだが、本音はみんなが活動資金は欲しいんだろう。お金はいくらあっても困らないはず。落としどころは「こっちにも回せよっ」て一点しかないんじゃないか(笑)。 日本の政権は、前にも書いたけれど、1955年来ほとんどずっと自民党が担って来た訳で、その間戦後復興も含めて政財官一体で国づくりに励んで来た歴史がある。 その中でこのトライアングル間にものすごく太いパイプができている事は、これはもう否定できない現実。お互いに切っても切れない関係というか、その関係がなければ動かない国、社会になっているとも思う。 そんな中で企業献金は悪だとか、政策をゆがめるだとか言っても…
第2次石破内閣発足。変わったのは落選して大臣を辞した法務、農水、公明指定席の国交相の三つ。認証を済ませ総理の会見。 もうね、さぁ、やるぞ!という覇気が見られない。上目遣いで下からねめ回すような陰気な顔して抱負を語られてもテレビの前の国民はこの政権に期待を抱くまい。 www3.nhk.or.jp ま、正直な人なんだろう。思いがそのまま顔に出てしまう。総裁選で選ばれた時の子供のような満面の笑みは消えて陰気な上目遣いで不貞腐れた表情。 首班指名選挙の最中に議席に座って大居眠りしてた映像が流されて更に評判を落とし心弾む話題もないからどんどん落ち込んで行く。 ここいらで心折れて職を辞すかそれとも却って意…
《裏金問題を受けて政治資金規正法が改正されたが、依然として多くの抜け道が残る。次の臨時国会で再改正し、政治資金をガラス張りにしなければならない。 不透明な政策活動費は、改正法では10年後に使途を公開することになった。自民は廃止に後ろ向きの姿勢を貫いてきた》(2024年10月29日付毎日新聞社説) 市民感覚では、お金に汚い政治家は許せないということなのだろうが、優先課題は、お金に綺麗なことよりも、良い政治をすることであることは論を俟(ま)たない。異論もあろうが、私は、少々お金に汚かろうが、しっかり政治をしてくれているのであれば、うるさく言う必要はないと思っている。が、問題なのは、しっかり政治をや…
虚偽の表記だよ
《自公の過半数割れが確実になった。民主党に政権を奪われた2009年以来である。敗北の最大の理由は、やはり裏金問題と、それへの対応だろう》(2024年10月28日付朝日新聞社説) 勿論、そう仕向けたのはマスコミであるが、総選挙の最大の争点が「裏金問題」となるようでは世も末である。 お金に綺麗なことが、政治の第一であるなどというのは政治音痴も甚だしい。なすべき優先課題は、お金に綺麗なことではなく、国民の安全安心を確保することであることは今更言うまでもないことだ。裏金問題に気を取られている間に、例えば、台湾有事が起こり、台湾海峡が封鎖され、果ては、尖閣諸島にまでチュウゴクが手を出してきたらどうするつ…
身から出た錆
政治資金規正法改正案が国会を通過しつつあるが、これがやはりザルと言うかもはやこれ、ザルとすら呼びたくない。ザルを作っているメーカーの方々に失礼。 www3.nhk.or.jp 連座制 自民党の改正案では以下のようになっている。 議員に収支報告書の「確認書」の作成を義務づけ、会計責任者が不記載や虚偽記載で処罰された場合、議員が「確認書」を作成していなかったり、内容を確かめずに作成したりしていれば、50万円以下の罰金を科し公民権を停止する 確認書を作成しないのはまずアウトとして、確認書と実態が異なっていた場合のペナルティは一切無い。確認書さえあれば今まで通り会計責任者に全ての責任をなすり付け、逃げ…
企業献金の透明性強化に向けた取り組み:政治資金規正法の改正案をめぐる議論 概要 2024年6月の参議院決算委員会において、企業団体献金の透明性を高めるための政治資金規正法の改正案が議論されています。岸田総理は、自民党の改正案に企業団体献金の禁止が含まれていない理由について、過去の最高裁判所の判例で企業の寄付の自由を制限することは認められないと説明しました。一方、与党公明党は政治資金のチェック機能を強化するための第三者機関の具体的な設置時期を示すよう要求しましたが、岸田総理は具体的な時期については明言を避けました。本記事では、企業団体献金の現状、改正案に対する議論、そして今後の見通しについて詳し…
政治資金規正法が衆議院を通過して参議院へ。国難に向けての重要法案審議をさせないが為国会を停滞させた。 政治に金は掛かるから与野党ともパーティーを行って資金繰りをしてる。ただ記載漏れや不明金があった。だったらそれを修正すれば済む事。 立憲の国会停滞活動は更に続いて内閣不信任案提出を検討と中日新聞6月8日の記事。その上にブーメラン記事があった。 中日新聞のネット記事は購読者会員限定で登録しないと読めない。そこで東京新聞を見ると、 www.tokyo-np.co.jp www.tokyo-np.co.jp 同じ記事かと思ったら違う。立憲のこの議員二人ともに愛知県選出、地元だからさすがに知らん顔は出来…
朝ドラ「虎に翼」。上の画像は、結婚まで意識していた花岡と再会した寅子。二人は公園のベンチで並んで腰かけて弁当を食べているシーンです 寅子は、闇で手に入れたと思しきたまごで焼かれた弁当の玉子焼きをそのシーンで食べなかったのですが、それを見てかの裁判官のことが頭をよぎったのですが、まさかそのモデルが隣に座る花岡だったとは...。(以下、来週に続く) 山口良忠は、佐賀県出身の裁判官で、戦後の食糧難の時代に、闇市の闇米を拒否して食糧管理法に沿った配給食糧のみを食べ続け、栄養失調で餓死したことで知られます。 寅子のモデルの三淵嘉子と山口良忠の関係性はドラマとは全く違ったものだと思いますが、当時の狭い法曹…