読書する人だけがたどり着ける場所 (SB新書) 作者:齋藤 孝 SBクリエイティブ Amazon 読書は「消費」か「体験」か 昔むかし、自分が子どもだった頃、読書は「楽しみ」の一つでした。友達と遊んだりゲームをしたり、テレビを見たりするのとほぼ同列で、自分の楽しみの時間を作ってくれるものだったと思います。夢中になって本を読んだのは小学生くらいがピークで、中学、高校になるとあまり読まなくなりました。読書の他に「楽しみ」がたくさんできたのだと思います。一転、大学生になると、また読書をするようになりました。これは楽しみというだけではなくて、これからどうしようかと迷っている自分自身の「救い」として読ん…