実は恥ずかしいのだけれど、未だに私の中で生きることと死ぬことの間にある垣根は低いように思う。どういうことかというと、理由なんてないのだけれど時折退屈したり疲れたりした時に「ああ、しんどいなあ」「死にたいなあ」と思ってしまうということだ。もちろんそんなことは長続きしないのだけれど(自分のしぶとさは48年間付き合ってきた自分がよく知っているのだった)、酒に溺れていた時はこの垣根はもっと低くて、「生まれてきた時代が悪かった」「このまま酒で死にたい」「生まれ変わったら来世はもっと幸せになりたい」とまで思い詰めて過ごしていたのだった。そんなことを思い出してしまって改めて赤面してしまう。大雪の余波は続く。…