朝、自宅から駐車場へ行く時は、いつも階段を使っている。 エレベーターを待つ時間がもったいない。 それに、エレベーターに向かって歩いた分、また駐車場へ向かって歩くことになる。 その移動に使う時間も体力も、私の中では重大な「もったいない」なのだ。 月曜日の朝。 いつものように階段を下りていると、何階だったかの通路に、おじいさんが椅子に座って涼んでいた。 私は、そのまま通り過ぎた。 でも、通り過ぎたあと、なんだかモヤモヤした。 火曜日。 昨日のおじいさんが、また椅子に座っていた。 「おはようございます」 「あっ、おはようございます」 ちゃんと返事が返ってきた。 昨日のモヤモヤがなくなって、なんだかい…