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陽だまりの庭で【字幕版】 [VHS] オンリー・ハーツ Amazon 1995年 フィリップ・ド・ブロカ監督 自分の好きな「おじいさんもの」の一環で借りてきたけど、おじいさんは60歳。ほぼ同年代（というか一つ年下）。 彼はナチス支配下のパリで動植物園を運営していてパリの解放を願ってはいるものの完全に他力本願で守りの姿勢。 かわいらしいところもあるけれど夢ばかりみていて自分が好きなことに集中したいタイプ。身につまされる。 ちょっとした頑固さから致命的な出来事が起き、彼自身も痛みを背負うが、そこから彼のとる行動は現実家の妻からみるとやめておいた方がいい代物。 学者にこういう人いる、というとんでもな…

森繁久彌氏のおやじシリーズを彷彿とさせるヴィクター・マクラグレン それがエスカレートして。。 軽妙なセリフの応酬が魅力のラブコメかと思いきや意外な展開をみせ。。が、後味は良し 海の勇者たち [VHS] ビデオメーカー Amazon

もう一度観たい方が多いがvhsしか出てないときいているビデオ。なぜにVHSどまり？ 1980年、NY オールロケの迫力。社会問題含めまるまる映し伝える気概。人違い誘拐事件を軸に退屈させない筆致。ドキュメンタリータッチの撮影で緊張が途切れない。人種のるつぼの中でのそれぞれの生き方。面白い。

「夫婦善哉」や「猫と庄三と二人のをんな」など森繁久彌によるダメ男系の作品がヒットした余波ということもあるのだろうが、一応創作と謳ってはいるものの野口雨情の伝記映画のような体裁なのに、もうとことん森繁演じる主人公の野口雨情が情けなく描かれていた。冒頭、結婚式だというのに嫁もそっちのけで前から馴染みの芸者と煮えきらない逢瀬とかその後の出奔とか観ているものを試すような事柄の数々。森繁が歌って紹介される雨情の作った唄はとても叙情的なのに。途中北海道の新聞社で石川啄木と一緒に仕事するのだがあの啄木がとてもまともにみえる構成。 はじめは、もういい加減しっかりしろ、とか思いながら観ているのだが、木暮実千代演…

精霊の島【字幕版】 [VHS] ブロードウェイ Amazon １９９６年 フリドリック・トール・フリドリクソン 「精霊の島」（1996）。ジャケット印象よりとっつき易い。50年代レイキャビク。米進駐軍との微妙な関係。ごく日常地続きのあの世との親和性もユーモラスに。やりきれない現実を包む美しい風景。力まないちから

１９８０年 原作 壷井栄 監督 実相寺昭雄 吉田茂承 (1980） 脚本 田中澄江 若き日の先生の部分はアニメ。時を経て大きくなった生徒たちに会う部分は実写、倍賞千恵子さんが演じる。アニメのタッチもとても品良くかわいく木下版*1で覚えた子どもたちの様子とシンクロして心に沁みる。 allcinema.net *1:二十四の瞳 - 日常整理日誌

斎藤寅次郎監督 s17年 原作者の野村胡堂氏は「銭形平次」の作者とか。 粗忽だけど一生懸命なエノケンを大事にする黒川彌太郎さん扮する伊達の殿様の上品な魅力。 でもやっぱり蝦蟇の油売りの高勢實乗さんのシーンが自分にとってのハイライト。 「百萬両の壷」を連想するようなシーンも。