今日は阪神淡路大震災から30年の日、被災者には節目などあろうはずはありません。 この震災に対する思いは、例えば100人いれば、それぞれの異なる100人の物語があるはずです。 垂水区で被災したけれども、我が家の被害など軽微な部類で、今日は静かに過ごそうと思います。さて、同じ著者の『東京の台所』シリーズの2冊目を読んだ。これも図書館に予約して自分の番になるのに9カ月以上かかりました。前回の比べて、タイトルが暗示するように気楽に読めるような内容ではありません。例によって、出版社の案内を引用します。 何も失っていない人などいない。台所から人生の愛おしさを描く感動ノンフィクション! 「こんなに悲しくても…