1888年(明治21年)から1943年(昭和18年)まで東京(当時は東京府)に存在していた市。
1888年(明治21年)、東京府の中心部を15区に分けて、東京市が設置された。
1932年(昭和7年)に近隣82町村を編入し、35区となった。この時点で、現在の東京23区とほぼ同じ範囲となった。
1943年(昭和18年)、東京府は東京都となり、同時に東京市を廃して区を東京都の直下に置くこととなった。なお、この時点では区の数は35のままであり、23区に再編されたのは戦後の1947年(昭和22年)のことである。
現在の東京23区と、東京市35区との対照を以下に示す。強調部は東京市設置時の15区である。
*1:練馬区は昭和22年8月に板橋区から分置された。