生命性は、それを支える構成要素の相互依存の関係という観点で、様々な事象について説明できるように思います。 例えば、国家。国家を形成している構成要素は、言うまでもなく国民であって、各々の国民が相互依存の関係性を構築する事によって、生命性が維持される事で、はじめて国家が成立すると言えます。構成要素としての国民がいなければ、また、国民の相互依存の関係性が無ければ、国家などというものの意味は無いわけです。 国民における相補的な関係という意味では、異なる国家の国民との関係も、自国民の相互依存の関係を維持するものであり、国民同士の国際交流は明らかにそれぞれの国家としての生命性を維持するものであって、その意…