軟口蓋の開き具合のイメージとしては、今日たとえてくださった「ピンポン玉」を維持できるように心がけてみるとよいと思います。そして、明るく発音することを心がけてみると、素敵に聞こえていました。客観的によく聞こえる部分と、自分の中でよいと感じる部分とでは差があることがありますが、徐々にそのギャップを埋めていけると良いですね。(♭Я)
子音が増えたことで、「発音の移行も滑らかに」という部分により意識を向けやすくなったかと思います。余計な動きもそぎ落とされたことで、子音が増えても滑らかな声(息の流れ、滑らかな発音)が実現していました。(♯α)
A.好きな音楽を聞いているとき、リズムが合っているかどうかということを考えてはいないはずです。独立してリズムがあるのではなく、リズムは音楽そのものです。そのことを感じ、自分の音楽をより伝えるために足りない部分を強化しましょう。テンポ感を身につけましょう。
今回の曲は、A-B-A【長調】‐A という曲想です。 Aの部分で歌ったメロディから、Bの部分で転調します。転調の部分が、2回続き、再びAのメロディに戻りますが、調整が短調から長調に変わります。曲を通して、なかなか劇的なメロディラインが続きます。しっかり身体全体を使って発声していきましょう。(♯Δ)
A. 歌のなかには、技術をみせる部分もあります。しかし、ここでいう技術は、基本の発声の精度です。歌も、声の技術、感性がどちらも入っていないと、3分間、もたせることができません。
A. 裏声、ファルセットについては、声帯の振動の部分を短くすることによって、声帯の振動を速くし、声帯の開閉時間を短くして、高い音にしています。 弦の元の長さを半分にすると、1オクターブ高い音が出るのと同じです。
リップロールで、ダイナミックな音型になると「さっきより息が必要になる」と感じたのはとてもよい気づきです。また「顎を下ろす+オの唇を前に出す」もすぐに実現していて素晴らしかったです。歌声が出やすくなる上に声の響きも増えるので、ぜひともやりなれていただきたい部分です。(♯α)
子音母音をはめることについては、ここ2週間ほど様々な人の歌唱を聞く中で、また自分でも部分ですが試してみる中で、きっとこういうことをおっしゃっているんだなということが、ほぼわかってきました。
深め方というのもいろいろあるでしょう。 トレーニングは、器を大きくしていく。 これはあくまで部分でみたときに、何が変わるかということです。 呼吸、身体が変わるという人は、あまりいませんが、 きっちり鍛えられている人は、明らかに異なります。
声だけ、呼吸だけとか、身体だけから考えると、 人間としてのベーシックな部分から身につきます。 結局、それを歌い手の舞台に使わなければいけないので、 ある程度、深めていっては、使いまわすことになります。