A.それとともに、それを確実にできる発声や歌唱の技術が必要です。そこにヴォイストレーニングの必要性が出てきます。
A. 歌のなかには、技術をみせる部分もあります。しかし、ここでいう技術は、基本の発声の精度です。歌も、声の技術、感性がどちらも入っていないと、3分間、もたせることができません。
A. トレーニングは積極的に試みなければなりません。どんどん新しいことを取り入れていけばよいのですが、一方で、ベースのことを半分はやることです。 そういうときは、低いところで確実に調子を取り戻せるようなトレーニングを続けましょう。調子がよくなるまで無理せず待つことです。
A. そういうときは、自分の出しやすい音域でよいので行いましょう。 百発百中、確実に出せるようにすることの方が大切です。 できることがより確実にできるということが基本のトレーニングです。
おすすめの練習は、おへその高さに太鼓があると思って、そこを確実に叩くように振る練習です。興奮すると腕を上に持ち上げることで表現しがちですが、むしろ落ち着いて下向きに叩く動作を大切にしましょう。(♯∂)
無理なことを重ねることで伸び悩んでしまっているケースもみられます。 ヴォイストレーニングからいうと、できるだけ無理なところは、 トレーニングの中でも別扱いで調子のよいときの応用課題としておきましょう。 基本的なところ、今、確実にできるところをより 完全に緻密にできるようにしていくのがメインということです。
文章で書いていくのは、長期的になるほど、有効な勉強法です。 ことばは、基準を示すからです。 なにかを書きはじめて、それがだんだん豊かになっていくということは、確実な上達の手段の一つです。
A. それは、そのトレーナーと受講者とトレーニングの関係の中で決まっていくことなので、外部からは何ともいえません。 ただ、本来、基本のトレーニングというのは、とても地味なものです。その地味なものは、誰でもできると思っているものを厳しい基準で見て、確実にていねいにしっかりとできるようにしていくことです。基準を上げていく、判断の基準と実践の基準をあげていくのです。 ですから、メニュや方法はなんでもありと思っています。その使い方なのです。
高い声は、ある程度、出していたら出るようにはなるが、それ以上のことが求められます。 出るようになったけれど、通用しない、さらに高い声が求められる、など。 重要なのは、自分でできることは、自分に一番いい声を見つけ、それを確実に出せるようになることです。
スポーツではプロとアマでは、筋力や身体自体が違います。 トレーニングは全員に結果をださなければいけません。ある人に効果が出て、ある人に出ないのでは、トレーニングではありません。そこは、身体で変えるのが、確実です。 結果として、人間の身体として考えたときに声のトレーニングとして体系立てていく必要があります。