条件とは 条件(じょうけん)とは、法律行為の効力の発生または消滅を将来発生するかどうか不確実な事実にかからせる附款ふかんをいう。また、そのような事実も条件と呼ばれる。 条件となる事実(条件事実)は、将来の成否が不明な事実に限られる。将来発生することが確実な事実は、期限として扱われる。(ただし、ある事実が条件であるか期限であるかの判別が容易でない場合もある。) 一般に、法律行為はその成立と同時に無制限にその効力を生じるが、当事者が法律行為をする際に、法律行為の効力に制限を付加する場合がある。このような法律行為の一部として付加された制限を法律行為の附款と呼ぶ。負担付贈与(553条)や負担付遺贈(1…