ここで、超長期に発熱する高レベル放射性廃棄物の入ったガラス固化体を、青い海で、生物がほとんどいない海の砂漠で、経済活動していない海域で、そこの海底に設置したと仮定する。 すると深層水は、ガラス固化体の発熱で加熱され比重が軽くなる。軽くなって海面付近に上昇し、海面付近の水と混じり合う。 その結果、深層水の栄養塩類と海水と太陽光が揃う。そして植物プランクトンが大発生し、海の砂漠が漁場になる。 その漁場で海藻や魚類などを養殖できる。海藻からバイオエタノールを製造できる。さらに海藻は食料や飼料、肥料に使える。魚類は言うまでもなく食料資源だ。 高レベル放射性廃棄物(ガラス固化体)の発熱期間は数百年~数千…