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浅田彰

(読書)
あさだあきら

1957年神戸市生まれ。社会思想史専攻。経済学者。
京都大学人文科学研究所の助手時代の1983年に出版した『構造と力』が難解な哲学書でもあるにもかかわずベストセラーとなり、社会現象となった。また知名度や活動歴の長さのわりには著作が少なく、単著は数冊しかない。その代わりに雑誌編集やシンポジウムの司会といった仕事にかかわることが多い。
1989年より京大経済学研究所助教授(准教授)を務めていたが、2008年に京大を退職、京都造形芸術大学教授および大学院長に就任した。
はてなダイアリーを含むWeb上でのコミュニケーションに関しては次のように言及している。第二十九回「続・憂国呆談」番外編Webスペシャル

主著

  • 構造と力 記号論を超えて (1983・勁草書房) ISBN:4326151285
  • 逃走論 スキゾ・キッズの冒険 (1984・ちくま文庫) ISBN:4480021078
  • ヘルメスの音楽 (1985・ちくま学芸文庫) ISBN:4480080082
  • 天使が通る (島田雅彦との共著・1988・新潮文庫)
  • 「歴史の終わり」と世紀末の世界 (対談集・1994・改題『「歴史の終わり」を超えて』・中公文庫 ISBN:4122034647
  • 憂国呆談 (田中康夫との共著・1999・幻冬舎) ISBN:487728320X
  • 映画の世紀末 (2000・新潮社) ISBN:4103714026
  • 20世紀文化の臨界 (対談集・2000・青土社) ISBN:4791758110
  • 必読書150 (柄谷行人、岡崎乾二郎、奥泉光、島田雅彦、すが秀実、渡部直己との共著・2002・太田出版) ISBN:4872336569

関連キーワード

  1. リスト::経済関連
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■江藤淳と吉本隆明と大江健三郎⑴。 江藤淳の《大江健三郎批判》を軽く見る人がいる。江藤淳は、大江健三郎の活躍に嫉妬しているだけだろう、とでも言うかのように。たとえば、小谷野敦の『江藤淳と大江健三郎』(ちくま文庫)などは、その典型で、全編が、そういう視点と色調で貫かれている。むろん、江藤淳の《大江健三郎批判》は、江藤淳個人にとってだけでなく、戦後思想史や近代思想史をを考える時、きわめて重要な問題をはらんでいる。小谷野敦等が理解出来ないだけである。小谷野敦等には、《江藤淳と吉本隆明》の共通性という問題意識は

■江藤淳と吉本隆明と大江健三郎⑴。江藤淳の《大江健三郎批判》を軽く見る人がいる。江藤淳は、大江健三郎の活躍に嫉妬しているだけだろう、とでも言うかのように。たとえば、小谷野敦の『江藤淳と大江健三郎』(ちくま文庫)などは、その典型で、全編が、そういう視点と色調で貫かれている。むろん、江藤淳の《大江健三郎批判》は、江藤淳個人にとってだけでなく、戦後思想史や近代思想史をを考える時、きわめて重要な問題をはらんでいる。小谷野敦等が理解出来ないだけである。小谷野敦等には、《江藤淳と吉本隆明》の共通性という問題意識はない。私は、江藤淳と吉本隆明の連続対談における《大江健三郎批判》だけでなく、吉本隆明個人の《大…