もしかしたら、時代という現実はいつの時代もシンプルなのかもしれない。混迷の時代に不可欠なその自問と最もシンプルなロジックのおかげで、時代を混迷にしているのは自分自身であると気づく。 混迷した自分の認識が、時代を混迷にしている。ひとりひとりの現実が、各々の認識によって生み出されているのであれば、時代を混迷にしているのは自分自身の認識である。 この現実を混迷だと認識する一方で、思考は物憂げに目標や理想を決めつける。誰に頼まれたわけでもなく、そうあるべきだという欲張りな思考の声に従い、目標と理想という刺激を追い続ける。 情報の砂浜から無数のポジティブな言葉を拾い上げるルーティーン。不都合な出来事をそ…