漢字とともに古代中国の文化的の影響を受けた地域。現在では漢字を使用しないベトナムや北朝鮮を含む。 中国及び、日本、朝鮮半島、ベトナムを包括する文化圏。 これらの諸国では独自の言語を持ちながら、近世まで漢文が公式の場で使用されたため、固有語のほかに漢語から取り入れることとなった。また、日本、朝鮮半島、中国では近代以後は西洋言語の訳語として、多くの漢字語が形成された。
『日本語の歴史2文字とのめくりあい』(昭和38年 平凡社)あたりから使われ始めた用語。
「ウィキペディア」の中国語版である「維基百科」の関連サイトの「維基文庫」が、中国の古典書籍の宝庫であることを、先日書いた。 これを、このところ眺めていたが、中国の古典だけではなく、中国の周辺の漢字文化圏の国々に関わる書籍も数多く収録されているのである。 先日、漢字について書いたときに、ユニコードという文字コードの中の漢字に関する集合について、「CJKV統合漢字」と呼ばれていると書いた。 もちろん、これは、漢字を用いている言語、中国語、日本語、朝鮮語、ベトナム語の頭文字から取られたものである。 それぞれの言語において、漢字との関わり方は、大きく異なっている。 中国との関係が深かった朝鮮やベトナム…
若い頃に、横山光輝さんの「三国志」を読んでいた。 なんと、全60巻という大作である。 タイトルが、「三国志」となっているが、原作となっているのは、史書である「三国志」ではなく、説話である「三国志演義」である。 同じ頃に、「水滸伝」や「項羽と劉邦」も、横山さんの作品で読んでいた。 漫画が先で、その後に文庫版で原作を読んでいたものだ。 私が小学生の頃読んでいた漫画の「鉄人28号」や「伊賀の影丸」も横山光輝さんの作品だった。 そして、20年ほど前に、横山さんは自宅の火事で亡くなって、それを新聞記事で知った。 ウィキペディアの記事によると、彼の遺作は「殷周伝説」である。 「殷周伝説」は、中国の伝奇小説…
子供の頃漢字の書き取りテスト、苦手でした。 会社退職したあと、知人などで漢字検定にチャレンジするのを見て、僻みからボケ防止ならもっと気の利いたことやれよ、なんて思っていました。 そうは言っても知らず知らずに漢字は身についていますが、昔の字なんか全然読めない。加えて、最近、漢字変換機能に頼り切って、ますます漢字がかけなくなっている。多分多くの人がそうでしょう。 現在日常的に漢字を使用している国は、中国、台湾と日本くらい、あとはシンガポールはじめ世界にちらばる華僑の社会だけだそうです。 もともと、漢字文化圏(中国と漢文を媒介として中国文化を取り入れた国々が構成する地域)は、中国、台湾、北朝鮮、韓国…
柏の葉公園のあたりを、車で走っていた。 柏の葉公園のある地域は、アメリカ軍の通信基地があった所で、1981年に返還された跡地である。 最寄駅は、つくばエクスプレスの柏の葉キャンパス駅である。 千葉県営の柏の葉公園の他に、公共の施設が数多く建設されている。 東京大学柏キャンパス、千葉大学柏キャンパス、柏の葉高校、十余二小学校などの文教施設。 税関分析研究所、税関研修場、科学警察研究所、第三機動隊といった具合である。 そして、「国立がん研究センター」がある。 この施設の看板をみて、ひらめいたことがある。 日本語は、3種類の文字で表記されているという文章を見たばかりだったからだ。 漢字+カタカナ+ひ…
こんにちは、Chububb(チャバブ)です。 今回は名前にまつわるお話。 (adsbygoogle = window.adsbygoogle || []).push({}); マンガ「漢字を使うお国トーーーク」 確かに日本人は4文字が多いのかな?まさかの名前を追加していくスタイル 台湾は夫婦別姓なのでデビと結婚した後も私の名前は変わらず5文字です チャバブ
かつての漢字文化圏は中国(香港、澳門)を中心に、台湾、越南、星港、韓国、日本であった。 越南と韓国は既に漢字使用を廃止して久しい。中国語を公用語としているのは中国、台湾、星港である。但し、星港は公用語を4つ持つ多言語国家である。今や厳密な漢字文化圏と言える国は中国(香港、澳門)、台湾、日本に限定される。 本家の中国も甚だ怪しい。文明・文化の根本である漢字を簡体字に改変、その成り立ちの痕跡を消し去ってしまった。香港、台湾のみが旧字(繁体字)を維持している。日本はその中間にある。かつて漢字文化を受け入れた周辺国にとって簡体字は理解困難となり中国では旧字を理解する人は少数になりつつある。だからかつて…