朝起きると、またいつもの重苦しい気分が私を包み込んでいた。 うつ病という見えない重荷を背負って生きるのは本当に辛い。 ベッドから起き上がるのさえ、一つの大きな戦いだ。 今日もまた、何とか自分を奮い立たせて、日常をこなさなければならないと思うと、心が折れそうになる。 朝食のためにキッチンに向かうが、食欲が全く湧かない。 何を食べても味がしないし、そもそも食べ物を見るだけで気分が悪くなる。 それでも少しでも何かを口にしないと身体が持たないから、無理やりヨーグルトを一口だけ食べた。 こんな風に無理やり生きていることに、虚しさを感じる。 仕事に行かなければならない。 会社に行く道中、周りの人々はみんな…