望ましい地域環境により介護費用が抑制できる可能性(4/12)《千葉大学》 千葉大学予防医学研究センターの研究チームは、居住地域の環境によって将来の介護費用に影響を及ぼす可能性があるとの研究結果を発表した。例えば、高齢者1万人が生鮮食料品店の近くに住むことで、その後の介護費用を年間約1.6億円も抑制できるという。 研究は、日本老年学的評価研究(JAGES)のデータを使用。2010-19年の介護レセプトデータを結合可能な7市町(宮城県岩沼市、千葉県柏市、山梨県中央市、愛知県名古屋市、同碧南市、同常滑市、同武豊町)に居住し、10年時点で日常生活動作が自立していた65歳以上の高齢者3万4,982人(平…