物語は、東京で起きた弁護士の殺人事件から始まります。 犯人を探していた警察ですが、ある時1人の男性が「自分が殺した」と自白します。その供述は、容疑者の息子や被害者の娘にとっては、不審な点が多々あることを感じます。 お互いに「自分の父親はそんなことはしない、言わない。」と そこで、2人は、独自に捜査を始め、30年前に起きたある殺人事件と関係していることが明らかになります。 「なぜ、父親は自白したのか?」 「なぜ、父親は殺されたのか?」 「本当の真犯人はいるのか?」 話を進めるごとに、”過去”と”現在”、そして”真実とは何か”、”正義とは何か”これらが複雑に絡み合うミステリー小説となっています。 …