デッドスペースが育む緑 冬の冷たい高架下に、青々と葉を茂らせた木が立っている。 これは通勤中の電車内から外を眺めていて偶然見つけたものだ。 はじめはまさかと思ったが、近寄ってみるとやはり街路樹ではなく、舗装された場所に自然に根付いている。 おそらく、庭木としても人気があるシマトネリコだろう。 他所からタネが飛んできて、アスファルトのひび割れたところに落ちて根付いたようだ。 この高架下は一部が資材置き場として利用されているが、ここはデッドスペースになっている。 そのおかげで管理者の目から逃れることができ、こうして大きくなるまで取り除かれなかったと考えられる。 コンクリートに囲まれた無機質な空間で…