新しい春の訪れ 両親が亡くなり、3年目の春を迎えようとしています。 最初の春は気がつかなかったのですが、昨年の春に実家の庭でふきのとうを見つけた時は、感激してしまいました。父も母もいなくなってしまったけれど、ふきのとうは今年も出てきたんだなと。 空き家となった実家に、なんとありがたい春の訪れ。 3年目の今年にいたっては、待ちきれずに庭さきを探してしまいました。 「いたいた。」 だれもいない庭で、ふきのとうを見つけ悦に入ります。 ふきのとう事情今昔 両親が元気だった頃、私は仕事で忙しく、ふきのとうどころではありませんでした。 「ほら、ふきのとうが出てきているよ。」 「うん、うん。」 「持っていく…