空き家問題の現状と、数字で見えるリアルな危機 「どこかに空き家がある」──それは、もはや“地方の話”ではありません。 総務省の最新データ(2023年住宅・土地統計調査)によると、日本の空き家数は約849万戸。これは、全国の住宅総数に占める空き家率が**13.8%**に達しているということを意味します。つまり、7〜8軒に1軒は誰にも住まれていないという計算です。 さらに、2040年にはこの空き家数が1,200万戸に迫るとも予測されており、これは住宅全体の約3戸に1戸が空き家になる可能性を示しています。 なぜ、こんなにも急激に空き家が増えているのでしょうか? その背景には、以下のような複合的な要因…