良いのか悪いのか、一般書と専門書の出版が重なり、珍しく校正作業に追われていました。どちらも、初回校正が終了し、2回目を待っている状況ですが、いろいろ気づくことがありました。 まず、ワード原稿では気がつかないミスが、なぜゲラになると際立つのか不思議です。執筆から時が経過しているために、頭がリセットされて、違う目線でゲラを読むことができるのかもしれません。特に専門書の方は、博士論文の書籍化なので、ワード原稿の段階で、精魂尽き果てるまでチェックしたはず。それでもミスはみつかります。 たとえば、「弁護士を委任する」するという表現を、「弁護士に委任する」に修正しました。「を」を使用するなら、「弁護を委任…