10年後、わたしたちの周りから銭湯がなくなるかもしれない 日本に点在する銭湯の数々。風呂は私たちの生活に欠かせないインフラの1つであり、銭湯はそれを提供する場として、そして日本特有の生活文化の1つとしても愛されてきた。それぞれの思い出や旅先の記憶に、1つ、2つは具体的な銭湯が浮かぶ人も多いのではないだろうか。ただ、その思い出の銭湯は10年後はもう存在していないかもしれない。そう言っても過言でないほどに銭湯産業は存続の危機に直面している。 銭湯の数は1968年のピーク時には1万7,999軒あったものの、2022年には1,865軒とピーク時から89.6%の減少。全国で最も銭湯が多い東京を見渡しても…