織物とは ニット(編物)などと違い、経糸(タテイト)と 緯糸(ヨコイト)を交差させて 生地(布)にしています。代表的なものに 下記の三原織組織(サンゲン オリソシキ)があります。
1.平織(plain) 2.綾織(アヤオリ ツイル 斜文織 twill) 3.サテン(朱子織 繻子織 シュスオリ satin)
これ以外にも 上記の変化形 複合形など 無数に種類があります。
4〜4.5㎝幅で100㎝の長さのベルトが完成❗️ ここまでの道のりを振り返ってみよう。 白い「綜絖(そうこう)」に経糸(たていと)を通す。 スリットにチャコール2本、ピンク11本、チャコール2本を通し、真ん中の小さい穴にチャコール15本を通す。 「綜絖」とは経糸を開口させ、緯糸(よこいと)が通る場所を作るために使うもの。 緯糸は板杼(いたひ)に緑色の糸を巻きつけて、左右から通して、引き締める。 穴とスリットの糸との空間に板杼を差し込んで通す。 糸の向こう側は固定している。 手前側はなんと、ベルトに繋いで自分の腰に巻いて固定。 そして糸が緩まないように腰を引いて調整する。 初めてのベルト織なので…
布は、私たちの生活に欠かせない存在です。衣服や寝具、カーテンやタオルなど、布製品はあらゆる場所に使われ、生活の一部となっています。日常的に目にし、手にする機会が多い布ですが、その背景には深い歴史と幅広い用途が存在します。本記事では、布の魅力とその多様性について掘り下げてみましょう。 1.布の歴史と文化的背景 布の歴史は、人類が植物の繊維や動物の毛を加工して使い始めた時代にさかのぼります。古代エジプトでは、リネンが主に使用されており、ミイラの包帯としても使われました。また、シルクロードが示すように、中国の絹は世界中に広がり、王侯貴族の間で高く評価されました。布は単なる実用品にとどまらず、富や権力…
こんにちは、新村和泉です。 この度、公募展の第59回神奈川県美術展 工芸部門に新作の作品が入選しましたので、お知らせいたします。 「第59回神奈川県美術展」2期展 [工芸・書・写真] 会期:2024年9月18日(水)-9月29日(日) 時間:10:00-17:00(最終日は14:00まで) 会場:神奈川県民ホールギャラリー (横浜市中区山下町3-1) ※入場無料 工芸部門の2期展は、本日9月18日から9月29日まで開催しております。 よろしくお願いします。 入選した作品の制作動画もUPしておりますので、ご覧ください! www.youtube.com それでは、また。 ↑このブログが気に入ってい…
こんにちわ。 今日は私のファッションアイテムで好きな物のご紹介♥ 大きくカテゴリー別しても服・バッグ・時計・靴・などなど色々なアイテムがありますが、中でも私はスカーフについてです✨ スカーフといってもサイズは色々ですが、一般的には長方形または正方形。 生地の種類 シルクスカーフ 高級感と光沢のある素材でALLSEASON使用可。 ウールスカーフ 最近では薄い生地のもありちくちくせずアウターを脱いでも室内でも 身に着ける事ができます。 カシミヤスカーフ ウールに比べて非常に柔らかく敏感肌の方にも適してます。 上品な光沢感があり、高級感を演出。 コットンスカーフ 軽やかで春夏に適した素材通気性が良…
こんにちは、新村和泉です。 その後、モチベーションを上げようと別の公募展へ応募するために、大きいサイズが出品できるものを探したら7月頭応募締め切りのものを見つけました。 結果、悠長に制作をしていられなくなりました笑 尻が決まっていないとだらだらしてしまうのでこれはこれで良かったです。 やるぞ!となったら下図のデザインも無事でき。 糸を制作している余裕はなさそうだったので、前に作った糸を使用するつもりです。 たて糸に使いたい糸が足りるか不安でしたが、問題なく掛けられました。 横幅が大きい一枚ものの織物にしたく、パイプに糸を吊り下げる方法だと家に保管するのと移動させるのが大変なので、初めてロープに…
昨年4月から3月までの「わた仕事」講座で、糸をを紡いで草木染めをした。 先生が「何か作品を作らなきゃ」とおっしゃっていたので、タペストリーを完成させることにした。 写真の糸を使って織ってみよう。 去年から縦糸に凧糸を張っていた。 どんな図案にしようかと迷って、ほったらかしだったのを取り出す。 丘に虹がかかっている風景を織ることにする。 まず、水色を織る。 初期の糸なので、太くて不揃いだ。 緑色、淡い黄色、灰色を加えて、丘の完成。 予定より大きい丘になってしまう。 (最初の水色を多くし過ぎたせいかも) 虹に挑戦するが、斜めに織るのは難しい。 試行錯誤しながら織っていく。 青色の下に淡いピンクを入…
先日作ったコースターの余りの糸で、千鳥格子を織ってみた。 千鳥格子とはイギリスで生まれた定番のチェック柄で、英語では「ハウンドトゥースチェック」と呼ばれている。 猟犬(ハウンド)の歯に形が似ていることから名付けられた。 日本では鳥が飛ぶように見えることから千鳥格子と呼ばれている。 まず、ダンボールの上下にボンドを塗って、縦糸を貼り付ける。 白色と藍色を2本ずつ交互に貼って行く。 次に横糸を通して織ってみる。 1本おきに糸をすくう平織りだ。 10段織ったところだけど、千鳥の形がぼんやりしている。 やはり、糸の太さが均一でないからだろうか。 18段織って完成したのが、最初の写真である。 どうにか白…
「綿の手仕事」サークルでの作品がようやく仕上がった。 ダンボールに糸をかけて織ったコースターが2枚。 kimagure-alice.hatenablog.com 4月に先生から綿を一袋いただく。 種やゴミを取り除き、綿打ちをして篠巻きを作る。 このふわふわしたのが篠巻き。 先の方からこよりのように糸を引っ張り出し、糸を紡ぐ。 これがとても難しくて、よりを掛けすぎるとくるくるになるし、よりが甘いと切れてしまうし、なかなか思うような太さの糸が紡げない。 「初めてだから、まず慣れるのが大事。太い細いがあってもそれはそれで面白いから大丈夫」という先生の励ましの言葉で頑張る。 紡いだ糸を2本より合わせて…
こんにちは。 7月が終わってしまいますね。 現在入院中で、夏本番の暑さはまだ体感しておりません。 それが、8年ほど前に紡毛機(糸つむぎに使用)の足漕ぎで亀裂が入り手術した半月板に、今回また亀裂が入りまして。 普通は半月板はCの字型らしいのですが、円形半月板という、Cの字型が肥大している体質みたいです。 そうなっていると、膝と膝の骨に本来挟まれないはずの半月板が挟まれ、圧がかかって良くないことになってしまうようです。 今回は片膝だけでしたが、もう片方も同じく肥大している半月板なので、危険かもという話です⋯。 歩行時や曲げ伸ばし時に痛みと違和感があるので。 そんなこんなですが、明日退院です。 が、…
日本各地には、それぞれの地域特性や文化に合わせて、様々な織物が存在しています。 代表的な日本の織物について、以下に示します。 (適宜、追記/更新していくと思います。) ❙ 北海道 二風谷アットゥㇱ(にぶたにあっとぅし) 北海道のアイヌ民族に伝わる伝統工芸品。植物の樹皮を用いて手織りされ、幾何学的な模様が特徴。 ❙ 山形県 羽越しな布(うえつしなふ) 新潟県秋田県にまたがる地域で生産される伝統的な織物。綿の着物地であることが特徴。色柄が豊かで着心地がよく、主に日常着として用いられる。 置賜紬(おいたまつむぎ) 山形県の伝統的な手織りの織物。手紡ぎの生糸を使用し、素朴で暖かみのある風合いが特徴。 …