中興文化創意園区は、かつて日本統治時代の1935年に「臺灣興業株式會社」として設立された中興製紙工場で、台湾最大、さらには東南アジア最大の製紙工場として広く知られていた。戦後、1959年に国民党政権に引き継がれ、国営企業「台湾中興紙業股份有限公司」として再編され、主に新聞紙や産業紙などの紙製品を生産していたが、2001年に操業を停止していた。 2015年に宜蘭県は歴史建築として登録している。同時に、文化創意園区として新たな活用を図り、工場施設をリノベーションした。 ここでは、宜蘭の文化創意産業を育成する場として、地域の特色を活かしたイベントやアートプロジェクトが定期的に開催され、クリエータの育…