作家/エッセイスト。
1954年東京都生まれ。日本大学芸術学部卒。大学卒業後は6回の転職を経て本の雑誌社に入社。同社在職中に『午前零時の玄米パン』(本の雑誌社、角川文庫)を上梓、ほどなく作家として独立。このときの話は『別人「群ようこ」のできるまで』(文春文庫)に詳しい。 書評エッセイや日常生活に関するエッセイが得意。
など多数
1.西の魔女が死んだ 著:梨木香歩 bookmeter.com タイトルから、ファンタジーかな〜?と思って手に取ったけれど、全然違った。 主人公のまいが学校に馴染めず、しばらくおばあちゃんと一緒に田舎で生活するストーリー。 早寝早起き、たくさん食べる、よく遊ぶ、なんでも自分で決める。 魔女になるための修行。 自分の居心地のいいところに、「逃げてもいい」というメッセージが印象的だった^^ 大学の授業で(なんの授業やったかは忘れた)、人間は毎日が選択の連続です、と言われたことを思い出した。 当たり前だと思うことも、実は自分で選んでやっている。 朝起きるか、起きないか。(大抵の人は起きる) 学校に、…
わたしはその昔まだ学生だったころ、大きな本屋さんでアルバイトをしていたことがある。 今でも当時の店長との面接のことを少しだけ覚えている。店舗の広さの割には狭い事務所で好きな本の話を聞かれた。よしもとばななさんの「キッチン」の中に収録されている短編小説の「ムーンライト・シャドウ」が大好きだったので、その話をしたはずだ。 一通りの話が終わったあと、丸い眼鏡をかけた店長は、座ったままテーブルに両手をつき、一呼吸してから言った。「じゃあ、ここまでお話を聞いてお断りする理由はこちらには何もないので、すぐに働いてください」採用に関しては後日改めて電話で連絡があると思い込んでいたわたしは、その場での”合格発…
「どちらにせよ生きていくということは、 おもしろいけど大変なことなのですね」 『山のトムさん』 小林聡美,市川実日子,光石研,高橋ひとみ,伊東清矢,佐々木春樺,ベンガル,もたいまさこ 2015/上田音 4人と1匹の 田舎暮らしの おはなし。 www.youtube.com 田舎の民家で暮らす ハナと その甥アキラ、 トキと その娘トシ。 庭一面の畑からは野菜、 ニワトリからは卵、 ヤギからは乳をもらって 自給自足に近い生活をしている。 そんなある日、 家に住み着いたネズミに 悩まされたことで 猫のトムも 家族に加わることに… ■□■□■□■ 翻訳者でもあり 作家でもある 石井桃子の作品が ベー…
昨年読んだ「老いと収納」に続き、長年の生活でたまり溢れ出したモノを必然に迫られて捨てなければいけなくなった著者の奮闘が描かれています。 「老いと収納」ではマンションの大規模修繕工事がきっかけに。今回は愛猫が亡くなったこと、今の家賃を今後も払い続けることの不安から、もう少し家賃も広さもコンパクトなマンションで暮らしたいと思ったこと。 そして引っ越し。またもや必然的に物を捨てなければならなくなるという話。 特に大変だっただろうと思うのは本の整理。作家である著者が本を整理することはとても辛いものがあっただろうと思います。そして結局「今読みたい本」だけ残すことに。でもこういうルールを作るとやりやすくな…
「この服、まだ着れそう…」 そう思った時、実際に着てみると本当に必要かどうかが分かるらしい。 服は体が入ればいいというものではありません。 身体に合っているか?体と服のパターンなど自分に合った服なのか?を見極めると、本当に必要かどうかが見え、今必要な物だけ残すことになり、残りは処分できるかもしれません。 【捨てたい人捨てたくない人】あらすじと感想 捨てられない姉 捨てさせたい妹 息子の嫁の後始末 本好きとフィギュア好きの新居問題 溜め込みすぎる母 夫の部屋 【捨てたい人捨てたくない人】あらすじと感想 捨てられない姉 捨てさせたい妹 43歳・独身のトモコは引越しのために、洋服を処分しようとします…
れんげ荘物語の主人公キョウコさん。 45歳で早期退職して それ以降 仕事をせずに 貯金を取り崩して月10万円で生活しています。 もう仕事をしないつもりのところとか 賃貸の方が気楽で良いとか 猫を飼いたいけれど飼っていないところとか ちょっと似ています。 反対に ワタシよりも10歳早く 思い切り良く仕事を辞めちゃったところとか 住環境にはこだわらないところとか そのアパートに良いご近所さんがいるところなんかは 違います。 そのれんげ荘物語の第9弾がまもなく発行される前に ちょっとキョウコさんのことをまとめておこう。 れんげ荘物語シリーズ 1 れんげ荘 (2009年4月発行) 45歳 2 働かない…
ようやく三が日が終わる。 ・・・・・ 別段何もせず何も無い。 元日の未明、 配達後に母の施設を訪れたよ。 開館前のなので窓越しやけどね。 そんで今日、 近在の神社を詣でた程度か。 年末年始共に快晴だったのでそのことは有り難かったよ。 後はひたすらお酒飲んで読書とテレビ、 ネットで求人検索したぐらい・・・。 ・・・ ホント代わり映えしないね。 今年はまたどんな年になるのか。 良いことは無くて良いから、 悪いことは起きないで欲しいよ。 そう思っておみくじ引いたら、 「大吉」だったよ。 思わず顔がほころんだけどね、 実は去年も「大吉」だったのよね・・・・。 ・・・・ 明日からは倉庫番も開始。 寒いし…
深夜に起きて配達の仕事をしています。 雨の日も風の日も、 もう16年近くも・・・。 給料は凄く安いです。 最低時給にさえ及ばないです。 まるで報われません。 ・・・・ 最近は更に倉庫番の仕事を掛け持ちしています。 これが厳しいです。 肉体労働もそれなりにあって、 検品作業は常にプレッシャーにさらされます。 叱責も頻繁です。 50歳を過ぎた身で言いように使われています。 そして通勤も何気に遠距離。 坂道も多く難儀です。 職場に着いたときには既に一仕事を終えた気分になります。 本来はバイクで通うはずが不許可でした。 ・・・ 不思議なのは二度目の外出の方が寒く感じること。 一度目の配達ではそう寒く感…
ランキング参加中【公式】2024年開設ブログ ランキング参加中読書 ランキング参加中雑談・日記を書きたい人のグループ こんにちは、けぴです。 皆さんはリフレッシュしたい時、何をしますか? 私がリフレッシュする方法の一つは読書です。 とくに疲れているなと感じた時は、小川糸さん、江國香織さんなど女性の作品を読んでいます。 先日、友人が「おすすめ!」と私に渡してくれた本が、群ようこさんの『また明日』。 チャンスが訪れたと私は思いました! なぜかというと、映画の「かもめ食堂」の世界観が私は好きで、いつか群ようこさんの本を読みたいと思っていたからです。 『また明日』は長編ですが、友人から借りたその日と翌…
買い物なんかで外出するとね、 自分でも出来そうな仕事を探す癖が付いたよ。 ・・・・ 近所の激安スーパー。 良く行くんやけど、 交通誘導員がいるんよね。 初めて見たときから不思議やったよ。 だってね、 コンビニ程度の大きさしかないんよ。 駐車するスペースも僅か。 それなのに誘導員を雇っている。 さすがに独りやけど、 必要あるか、とね・・・。 実際見てても手持ち無沙汰な感じやったね。 ・・・ ・・・ 有る時若い女性が立っていたよ。 無論独り。 人が嫌いなのか、 歳や性別を韜晦するためか、 目深に帽子を被ってマスクもしていた。 偏見ながら妙に不釣り合いで場違いな光景やったよ。 何か已むに已まれない事…