6月とは思えぬ連日の猛暑には戸惑うばかりですが、植物にとっても過酷なことでしょう。スーパーに並ぶ葉もの野菜の価格がやっと落ち着いたと思った矢先にこれでは、先が思いやられます。お花屋さんも仕入れにご苦労されながらも、変わらずに稽古花材を用意して下さることをありがたく思う今日この頃です。 さて前置きが長くなりましたが、今回はTさんとSさんの作品をご紹介します。 まずTさんですが、淡いピンクの蛤形の花器を気に入って選ばれましたので、この花器の魅力を活かすような構成にしたいところです。ということで、大ぶりなモンステラは角度を工夫しスリムに見せて、花器の余白に緊張感が出るように仕上げました。 リアトリス…