ある日のこと、外回りから帰ってくると電話メモと要件の山、人の予定を完全に狂わせる量です。もっともこれはいつものことです。 で、片っ端から対応してまったくややこしいことばかり言ってくるなあ、ただでさえ溜まりがちなストレスがさらに増すわい、と思いながら深いため息をつこうとした瞬間、あることが脳裏をよぎります。 以前から上司に「大きなため息をつくな。職場の士気にかかわる」と注意されていたことです。 ただ胸にたまったモヤモヤはいかんともしがたく、取った行動が「小さく長いため息」です。これなら気づかれまい、と思ったのですが、折あしくその瞬間は誰も電話や会話をしておらず静かだったため「半野良さん、ため息が…