この前図書館で借りて読んでみた村上春樹の『職業としての小説家』が面白かったので、久しぶりに村上春樹の小説の方も読んでみた。村上春樹を読むのは、それこそ彼の初期の作品の主人公である大学生とか高校生の時以来だろうか。 読んでみたのは図書館にあった『一人称単数』という短編集だったのだが、予想通りというか、「自分には合わなかったのを再確認した」、といったところ。 ただ、表題作でもある最後の短編は何か良かった。村上氏本人がモデルであると思われる主人公がスーツに着替えて一人でバーへ出かけて飲んでいると、隣の席の 50 絡みの BBA から身に覚えの無い難癖をつけられてウザ絡みされる・・みたいな短編だった。…