毎日のようにお眼にかかる、たんなるプラゴミたちかといえば、さにあらず。再利用されるべき、わが台所における掃討作戦の精鋭部隊にほかならない。中身の食品が底を衝いたからといって、ただちにプラゴミ用の大袋行きなどというのは、もってのほかである。 足かけ二年ほど、腸捻転の慢性化に悩まされたことがあった。六年前から五年前にかけてのことだ。 ある日突然に排便が止る。便意は覚える。大腸のなかに蓄積したものがある。が、直腸まで降りてこない。もどかしい。放屁(おなら)も出なくなる。症状が数日続けば、事態は異常である。とても苦しい。 ホームドクターに診断を仰ぐと、エコー診察をしながら、「こんな大腸、観たことないな…