新聞の出版広告で本書のタイトルを目にした。 この帯のキャッチフレーズにまず惹きつけられた。「唐招提寺、薬師寺、興福寺、東大寺 この四寺で古建築が理解できる!」 唐招提寺と薬師寺は幾度か訪れている。興福寺は奈良国立博物館に行く時の通り道。東大寺は奈良博での展示を見た後、散策に立ち寄ることが多い。長らく四寺の仏像群の方に関心が強く、建造物自体をそれほど深く考えていなかった。近年になって建造物自体に関心が広がってきていた。訪れる頻度が京都についで高い奈良の寺院建築について、古建築の視点で理解を深める一助になると思い、早速読んでみた。 本書は、2022年2月22日に刊行されている。 意識的に2尽くしの…