前編では、三好三人衆と松永久秀の対立から、永禄10年10月10日の夜討ち、そして大仏殿炎上までの経緯をお伝えしました。後編では、「松永久秀は本当に大仏を焼いたのか」という真相、戦いの結末、そして大仏が辿った復興の歴史について、詳しく見ていきましょう。 松永久秀は本当に大仏を焼いたのか 東大寺大仏殿の焼失については、古くから「松永久秀が大仏を焼いた」という語られ方をされてきました。江戸時代の軍記物などでも、久秀の悪行の一つとして取り上げられています。でも実際のところ、本当に久秀が意図的に大仏を焼いたのでしょうか。当時の複数の記録を見ていくと、意外にも諸説あることがわかってきます。 一般的なイメー…