岡湊(おかのみなと))神社のなんじゃもんじゃが満開を迎え、雪のように白い花を枝一杯に咲かせています。「なんじゃもんじゃ」は、和名「一つ葉たご」というモクセイ科の植物で、夜になると金木犀のような芳香を漂わせます。 岡湊神社のなんじゃもんじゃは、明治神宮外苑から寄贈された1本の苗木から始まりました。さらに遡れば、その親木は朝鮮・李王朝から明治神宮に贈られたという、日本と朝鮮の親交を今に伝える由緒ある木だそうです。 その後、全国から寄せられたなんじゃもんじゃの木が植樹され、今や200本を優に超えるほど。風薫るこの時期、境内を真っ白に染めるなんじゃもんじゃの木は、芦屋町の初夏の風物詩となっています。境…