夕暮れ富士は茜色に身を沈め今日という一日そして一年の重みを黙して受けとめている。 振り返ればうまく言葉にならない日も立ち止まったままの時間もすべてがこの山の裾野に静かに積もっていた。 沈みゆく光は終わりではなく次の朝へ手渡すためのやわらかな約束となる。 私はその時の中で過ぎた一年にそっと頭を下げ新しい光が待つ日々へ小さな歩みを託す。 富士は変わらずそこに立ちただ見送るように峰を深い茜色に染めていた。 *以下の掲載写真は、クリックしますと別窓で拡大表示されます。 茜富士 ---------------------------------------------------------------…