Wars of the Roses(英)
百年戦争後の英国で戦われた王位継承戦争。ばら戦争。
プランタジネット朝(アンジュー朝)の断絶後につづいていたランカスター朝に対して、ヨーク公リチャードが反旗を翻したことで開幕。30年に及ぶ動乱の時代となった。
最終的にヘンリー・チューダー*1がリチャード3世を倒し、ヨーク家からエリザベスを妃として迎えてチューダー朝をひらいた。
長期にわたる戦乱の結果、封建領主たちの力は大いに衰退し、英国も絶対王政の時代を迎えることになる。
なお、薔薇戦争との名は、ランカスター家が紅薔薇を、ヨーク家が白薔薇をそれぞれシンボルとしていたことによる。
*1:チューダー家自体はウェールズの小貴族だったが、エドマンド・チューダーがランカスター家のマーガレットと結婚したことで頭角を現す。ヘンリーはその二人の子