今回からは中世ヨーロッパ各国に焦点を当ててその歴史を見ていきます。近年はグローバルヒストリーや世界システム論といった歴史を国単位ではなく、もっと大きな視点で考えることが大切であると唱えられていますが、やはり各国史も知っておくべきでしょう(^~^) 今回はイギリス史を見ていきます。 →中世の社会では一般的に王権が弱く、諸侯の力が強かったが、イギリスは例外的に王権が強かった。ノルマンディー公ウィリアムことウィリアム1世がノルマン朝を建て、中央集権国家の樹立に成功したためである。 →その後、国王が跡継ぎなしに崩御したため、フランスにいた親戚アンジュー伯アンリがヘンリー2世として国王に即位し、プランタ…