私は、老人ホームで働く介護士の「かいごの木」です。 認知症は、高齢者の約10人に1人がかかると言われています。認知症になると、記憶や判断力、行動などに障害が現れます。 そんな認知症になった親や配偶者と同居するかどうかは、介護をする側にとって大きな問題です。同居すれば、常に親や配偶者の様子を見守ることができ、安心ですよね。しかし、同居にはさまざまなデメリットもあります。 ここでは、認知症になってからの同居が避けるべき理由を、読者の気持ちを思いながら解説していきます。 1.介護の負担が大きくなってしまう 認知症になると、食事や入浴、排泄などの身の回りの世話や、散歩や買い物などの外出の付き添いなど、…