同病者のレポートを読んだことがある。若くしてALSを発症し、10年以上の闘病をされている。 レポートの中で、共感できるくだりがあった。ひとつは「人に伝える難しさ」だ。 私も非常に困っている。 いつに、読み手の能力だと思うが、この話は別の機会にしたい。もうひとつは「ヘルパーを育てる気持ちで向き合うこと」だった。 ヘルパーを育てる気が有ろうが無かろうが、結局のところ面倒を見ざるを得ない。 介護事業所は、ど素人に近いヘルパーを、平気でぶち込んでくる。 あれもできません、これも知りませんだ。 自宅療養者は、ヘルパーと過ごす時間が長い。 なくてはならない存在だ。 それなのに、ヘルパーの社会的地位は、決し…