昭和におけるズボン、現代ではパンツと呼ばれる衣服が破けた。もちろん全てのズボンが破けたわけではない。ずっと履いていた麻のもの1本(1着)が破けてしまったのだ。 薄くて軽くて、暑い時期の部屋着には重宝していた。畳めば小さくなるから旅行にも使いやすいし、宿に腰を落ち着けたあとの散策にも便利。海外旅行でも常連だった、なかなか思い入れがあるズボンだった。 しかし今日ついに、擦れていた部分が破れてしまった。麻布は丈夫だが擦れには弱いと聞いていたが、本当だった。 高いものではない。たぶん無印良品あたりで、毎年似たようなものが売られるだろう。麻布はレザークラフトで消耗品として使うので、洗ったら細かく刻むつも…