最中(もなか)好きなので、銀座の「空也」、本郷の「壺屋総本店」、神保町「ささま」などなど東京の名店と言われる最中は結構食べている(挙げきれないのでごめんなさい)。 で、今回。 懐かしい都電荒川線に乗って、面影橋停留所(西早稲田)まで足を延ばした。 目的は「いなほ製菓」の「ぜんざい最中」。 「ぜんざい最中」とは何ぞや? 昭和33年創業(1958年)、「いなほ製菓」の逸品で、売られているのはこの「ぜんざい最中」だけ。現在3代目。 「空也」や「壺屋総本店」でさえ、最中のほかにもいくつか製造しているのに、このある種の潔さ(一点勝負)はどうしたことだろう。凄みさえ感じる。 〈アプローチ〉 どこか時間が止…