今年も早いもので6月になりました.九州北部も梅雨に突入です. 今回は, 第1章 知識の獲得における言語の問題と概念化の実際の1-2 児童が,教師の発話する言語の概念を持ち合わせているが理解できない場合について紹介します. 皆さんは,先生が発話される言語の概念を児童・生徒が持っているのに,先生の話される意味が分からないとはどういう事だろうと思われるかも知れません.でもこれは実際にあったことですし,学校現場では意外と多い気もします. 最初の例は,このブログでも何回か紹介した授業中に起きた出来事で,「とける」という言語の話です.結果的に,この事の気づきが修士と博士の学位取得につながりました.学習は小…