農業政策

お米の値段がとんでもないことになっている。 昨年、突然お店からお米が消えた。 そのうち、あれよあれよという間に値段が上がっていき 今、近所のスーパーやドラッグストアでは ５キロ入りのお米が４５００円前後で売られている。 ２年前までは、５キロ入りのお米が１５００円ほどで買えた時もあったので もはや３倍の値段になってしまった。 うーん、これ、形は違えど 戦前戦後の物資不足、ハイパーインフレに似てるのかも。 お金が紙くずになって、食料が手に入らない時代 よくテレビドラマなどに出てくる それまで何不自由なく暮らしていた人が 社会情勢の急激な変化で食べるものに事欠き 高級着物を引っ提げて農家を訪ね、頭を…

米を買いに行くのだよ。倍近くに値上ってしまって、買うのをためらってしまうのだが、それでもパンやパスタと比べるとコスパはいいわけで。 で、官邸に文句。 『大事なことなので何回でも言うよ 食料品の値上げが止まらないなか・・・ 米くらい腹いっぱい食わせろ 米くらい腹いっぱい食わせろ 米くらい腹いっぱい食わせろ 米くらい腹いっぱい食わせろ 米くらい腹いっぱい食わせろ あんたらはいいね、おいしいものをたらふく食べて 庶民にも同じ思いをさせて欲しいものだ』 農政が間違っていたのは言うまでもなく。米が余ったから作るのやめろとか、牛乳が余ったから乳牛を処分しろとか言っていたツケが今来てるんじゃないかな。 今、…

こんにちはantakaです。 最近、日本では米の価格上昇が話題になっていますが、なぜ国は備蓄米を市場に出さないのか、米の不足は本当に不作が原因なのか、疑問を持っている方も多いでしょう。 ここでは、米不足の原因と備蓄米が市場に出されない理由について考えてみます。 米不足の原因：本当に不作なのか？ なぜ備蓄米をすぐに放出しないのか？ 1. 緊急時の備蓄としての役割 2. 市場への介入を最小限に抑えるため 3. 備蓄米の品質や流通の問題 4. 政府の政策方針 結論 米不足の原因：本当に不作なのか？ 2023年、日本では猛暑や長雨といった異常気象が続き、一部の地域で米の生産量が減少しました。 こうした…

日本の農業は過保護だから競争力がないなど、市場原理主義者がよくいうことですが、本当にそうでしょうか。他の先進国と比較するとそんなことはないようです。たとえば、アメリカが農作物の輸出国になっていますが、多い年には穀物輸出の補助金だけで１兆円あるということが、鈴木宣弘『農業消滅』（平凡社新書、2021年）で指摘されています。どうも日本では農業政策を意図的に農家保護政策に矮小化して批判している人たちがいるようです。もっと客観的なデータに基づく議論が望まれます。 たとえば、OECDのデータによれば、日本の農作物の関税率は11.7％と低く、多くの農産物輸出国の二分の一から四分の一程度でがんばっているとい…